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ゼツボウクラブ

しんどい人間なんです。 どこからきて、どこにいくのかな・・・?

ソンナコンナデ縦走2日目

さてさて・・・。

夜中は、雨、雨、雨・・・。
ま、予想はしてたけど・・・やっぱりテンションは・・・。
で、なんとなく億劫で、外ではテントを片付ける音と話し声が聞こえてきますが、なかなか起き上がれません。
けど、往かねばなりません。
もう、ほとんどイヤイヤ着替えて、雨の中ずぶぬれでテントを片付けて、山小屋で一の沢からのタクシーの予約と天気の確認をしてやっとこさ出発です。

そんなに雨は気にならない程度だったけど昨日からの雨で登山道は足場も悪く、気を抜かないように、でもテンションが、というか頭が体がまだまだ起きていなくて、ふてくされながら下りていきました(笑)
どんどん下りていって2時間くらいで楽勝で下りて行けると思ってた・・・。

どんどん機嫌の悪いまま下りていくと先を行くパートナーが『あっ!!』と言って振り返りました。
何事かと思って顔を上げると登山道にザックが置いてありました。
(え???・・・?)と思って前方を見てみると沢の中で若いカップルが抱き合っているのでした。
私は寝ぼけてたし、あー、沢で練習してるんかなぁーとか、一瞬のんきなことを考えていました。
その時、男の子がなにやらこちらに向かって叫んでいましたが、沢の音が尋常じゃなくって聞こえません。
前に居たパートナーが『だいじょうぶですかー!』って一生懸命叫ぶと、『たすけてくださーい!!!』と返ってきました。助けるといっても前方には道がなく、沢が大荒れでこちらもどうやってそこまで行けばいいのやら・・・。

で、とりあえず『いってくる!』と、とにかくザックを下ろしてパートナーは荒れ狂う沢の中へロープ伝いに助けに行きました。
沢の中で女の子は恐怖で腰を抜かしているらしく、放心状態で立ち上がることが出来ません。男二人がかりで何とか立たせて向こう岸まで無事に送り届けることが出来ました。

ほっ・・・・って・・・次ワタシやん・・・。

男の子が必死でザックを置いていかないと渡る事は無理だとワタシに言ってくれたけど・・・もう聞こえていても返事をする余裕はありません。
とにかく!何があってもロープだけはゼッタイ放さんぞっ!おらーっ!って、もー死にたくないとか生きたいとか、そんなことは考える余裕もないのでした。
そんなことよりいざ一歩がなかなかどうするモンやらわからない(泣)
とにかくとにかくそこらへんに生えてる葉っぱを掴んで握り締めて、なんとかロープを捕まえました。
思ったより沢の激流は激しく、前に進もうにも足が流されて進めない・・・。
後ろから男二人で押してもらいながら、前代未聞の本気の真顔で一歩ずつ沢を逆らうように慎重に進んでいきました。
沢の向こうでは女の子が泣きながらワタシにトレッキングポールを差し出してくれましたが、そんな状態のヘルプは正直邪魔だと思ったので、最後まで自分の力で何とか渡り切りました。

多分、その時、ワタシの眉毛は3倍にはなっていたんではないか・・・と思う。
渡りきったその瞬間、体が勝手にぶるぶる震えだして、本気の眉毛ボーボーの自分が必死で沢を渡っている顔が勝手に脳内に現れて、笑えて仕方がなかった。
感動とかしないんだな。
本当にヤバイ時ってこんな感じなんやと思った。

それから男の人も渡りきり、お互いにアリガトウを言い合って出発しようとしていたら、燕岳から一緒だった人たちも現れて、このまま放って行けるわけないやん!って合計三組が無事に渡りきって、それぞれ言葉少なに進んでいきました。

この先も何度か危険が危ないどころの騒ぎではないような荒れ狂う沢の中を何度も越え、途中ちょっと安心な道で、もうこんなところはさすがにないやろー・・・落ちたらアウトやなー・・・と思った矢先に沢越えが現れ、登山道は沢の水が溢れ出して膝の上まであふれ、結局ほとんど最後まで気を抜けないまま、何も考えることも出来ないまま、とにかく足と手だけをバタバタ動かして下りていきました。

やっとのことで無事下山して放心状態でタクシー乗り場まで進んでいくと、数人の人に、またまたパートナーが何やら話しかけられていました。
振り返った時『誰かが沢に流されたんだって!』
と聞かされました。

その時あの女の子はもう泣き出していました。
ワタシもさすがにショックで警察の事情聴取もそこそこにタバコを吸って自分を落ち着かせていました。
その間中パートナーは警察にシコタマ叱られていました。
三組とも、まさかこんな状況であることなんか想像もしていなかったんだと思う。
たまたま危険な箇所で出合って助け合うことが出来たから助かったのかもしれない。

後日、沢に落ちた人の遺体が下流で見つかったそうです。

確かに、山で命を落とすようなことは出来る限り絶対に避けなくてはなりません。
だって、いやですもん。

ただ自己責任だから仕方がないのは、なにも山でだけではないのではないか・・・と今回のワタシは思いました。
もちろん登山をする人たちは危険を承知で、それでも山に登りたいんだと思います。
だけど危険というのは、いつでも予知したり避けたりできるものなのかなぁ・・・とも思います。
出来る限り危険を判断しながら、それでもどうしようもない事態に陥った時、その時に何が出来るのか・・・その事が問われているような気がした今回の山行でした。

不謹慎なようですが、今回のような経験は今後しようと思っても出来ないでしょう。
天候が荒れて身動きが出来ない人には山小屋で避難することを勧めます。
バスや電車の時間や、仕事とか、そんな時には考えることではないと思います。

誰が何と言おうと。
なにがなんでも。
とにもかくにも。

命がいちばん大切なのですから。

山はワタシに・・・

いろんな経験をさせてくれました。

いろんな色をみせてくれました。

いろんな体験をさせてくれました。

いろんなことを教えてくれました。

そんなこんながワタシの体にしみこんでいます。

それはとてもココチよくて。

だから山に行きたくなるんです。

どーしても。


そしてそして。

山の事なんかなぁーんもしらんかったワタシを1年間辛抱強くシゴイテくれたガイドさんに大感謝です。

ありがとう。


んでー、これからもー。

パートナーとして、ちょっとずつでも、お互いが安心出来る楽しい山行が出来るようになれたらいいなぁーと思いまーす。


ってことで、無事に終わった縦走物語でしたでしたー。




♪フリカエルーナ タノシーコトーガー マーアッテイルゥー(爆)♪













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  1. 2013/10/24(木) 21:10:00|
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